前回の記事、ギックリ腰の予防法⓵は読んで頂けたでしょうか?
腹式呼吸だけでも十分に予防はできますが、さらにギックリ腰の再発防止率を高めるためには関節の可動性を高めてあげる事も重要なのです。
では、どこの関節を高めた方が良いのかと言いますと、
背骨の胸椎です。
今日は背骨の胸椎の可動性の重要性、可動性をあげるやり方をお伝えさせて頂きたいと思います。
ギックリ腰の予防法⓶
まず、背骨の事について簡単にご説明させて頂きます。
背骨は上の図のように椎骨という小さい骨が積み木みたいに重なりあって一本の長い骨になっています。
そこから、小さい骨が重なってる背骨は3等分されます。
上から頸椎(首の骨)、胸椎(背中の骨)、腰椎(腰の骨)と3等分され、それぞれ少しずつ形が違ったり役割があり、背骨の真ん中には皆様も聞いたことがある脊髄(せきずい)が通っていて人間が生きて行くために大切な器官なのです。
そして、この頸椎、胸椎、腰椎の中で1番可動性があり、可動性を悪くさせたくないのが、
胸椎!
なのです。
関節には大きく2つ種類があり、可動性関節と安定性関節の2つがあります。
頸椎と腰椎は安定性関節なので、それぞれ単体で動く事自体があまり体にはよくありません。
ですが、胸椎のみは背骨の中で唯一可動性関節なのでどんどん動かして欲しい関節なのです。
胸椎の可動性が悪くなると何が起こるのかと言いますと、頸椎、腰椎に負担がかかりやすくなります。
それぞれの椎骨が繋がり連動して背骨が動いている為、胸椎の可動性が無くなってしまうと本来、安定性関節である頸椎と腰椎が動きすぎてしまい、負担が蓄積されていくと首や腰に痛みを発生させやすくなってしまうのです。
なので、少しでも腰に優しくギックリ腰にならないようにする為に胸椎の可動性を上げる事はギックリ腰の予防、再発防止にとても重要な予防法の1つなのです。
では、実際胸椎の可動性を高める為にはどのようなやり方があるのかと言いますと、
↓↓↓こういうやり方があります↓↓↓
棒(なければ傘)、またはタオルなどをご用意してください。
1.椅子に座り、肩幅より少し広い位置で棒を掴み頭の上まで挙げます。
2.そのまま棒を後ろに持っていくのですが、ただ棒を腕だけで持っていくのではなくて、
背中を反らしながら腕を後ろに持って行きます。(3秒間キープ)
※この時に背中を反る事に意識がいきやすくなりますので肘が曲がりやすくなりますが、肘は伸ばします。
3.3秒間キープしたら1に戻し再度2をやります。
4.1〜3を5回〜10回繰り返します。
背中の真ん中に窮屈感や背中の筋肉を使った疲労感があればOKです。
様々な胸椎の可動性を高める運動があるのですが、普段胸椎を意識した運動やセルフケアなどした事がない方が圧倒的に多いと思いますので、今回なるべく胸椎の意識がしやすいセルフケアをご紹介させて頂きました。
運動、セルフケア、トレーニング、全てにおいて言えますが、
どこをどのように意識して動かしているか
が、とても重要になりますので、是非皆様お家で試してみてください。
これを見てもいまいちやり方がわからない、うまくできない、などありましたら
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嶋田大地
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