前回、慢性腰痛を引き起こしてしまう様々な要素の事について投稿させて頂きました。
様々な要素の中で、今すぐ変えられる要素、今すぐ変えられない要素があり今すぐ変えられる要素の中には体の連動性であったり、長時間同じ姿勢を取る中での体勢であったり今すぐ自分の意識だけで変えられる要素があります。
今回は今すぐ変えられる要素の中の一つである、長時間同じ姿勢を取る中での体勢について投稿させて頂きたいと思います。
慢性腰痛 〜悪い姿勢とは?〜
前回の記事の最後の方にも記載させて頂きましたが、皆さんの中でいわゆる猫背と言われる言葉、姿勢に聞き覚えがあると思われます。
そして猫背=悪い姿勢という認識がある人が多いと思われますが、
必ずしも猫背=悪い姿勢ではないのです。
体を丸める時や下に落ちた物を取る時や靴紐を結び直す時など、
人間が生活していく中で猫背という姿勢は欠かせないもので必要な姿勢だと思います。
では、どういう姿勢が一番体に良くないのかと言いますと、
長時間同じ姿勢でいる事です。
人間は元々動くように体は作られているので、ずっと同じ姿勢やずっと同じ体勢を続けてしまっていると体の動きの幅(可動域)が狭まってきてしまいます。
そして体の可動域が狭まってきてしまうとそれに伴って筋肉も硬さが出てきてしまい、筋肉の血流不良や柔軟性を失ってきてしまい痛みを引き起こしやすくなるのです。
猫背=悪い姿勢という認識があるのは、まさに上記の事で、
現代の仕事ではデスクワークが多くなってきているので、大体の人が、
長時間猫背の姿勢でいる事が多くなってきてしまいます。
長時間猫背の姿勢でいると、首や肩こり、頭痛、腰痛、肩の上げずらさなど様々な体の悪い変化が出てきてしまい、多くの人は痛みや動きづらさを感じて初めて姿勢を気にし始めます。
そこで皆さんが思ってしまうことが、
猫背=悪い姿勢という認識なのです。長時間が抜けてしまっているのです。
では、この長時間の猫背の姿勢から抜け出すにはどうすれば良いのかと言いますと、
答えは簡単で、猫背の逆の動きを1日に細かくやる。という事です。
猫背の逆の動きというのは胸を張る、肩甲骨を寄せる、首を後ろに倒す。(全体的に体を反る動き)この3つです。
この3つの動きを1日の中で、細かく続けていく事がとても重要だと思います。
例えば、1日8時間のデスクワークがあるとします。
30分〜1時間おきに上記の動きを10回ずつ取り入れていくと8時間の間に80回〜160回やる事ができます。
1日に80回〜160回体を反る動きをすると無意識に猫背のまま長時間過ごす事がなくなってきて少しずつ体を反る動作の可動域が上がっていき、それに伴って筋肉の柔軟性、血行が改善してきますので、自然と腰痛が軽減していくのです。
いかがでしょうか?
猫背は決して悪い姿勢でなく必要な動きで、何が悪いのかというと、良いと思われてる姿勢でも、猫背でも、どんな姿勢でも、長時間同じ姿勢でいるという事がわかって頂ければ幸いです。
次回は、慢性腰痛に重要な体の連動性について投稿させて頂きたいと思います。
整体院ペインクリニカルラボ綱島駅前院
嶋田大地
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