前回の慢性腰痛〜体の連動性〜は読んで頂けましたでしょうか?
慢性腰痛には胸椎、股関節の可動性が十分に関係していて可動性が悪くなってしまうと腰にも負担がかかってきてしまい、
体も固くなりますし、腰も痛みが出やすくなるというお話をさせて頂きました。
関節(骨の連結)の硬さで慢性腰痛を引き起こす事はもちろんあるのですが、関節の硬さだけではなくて人間の体は様々な器官が組み合わさり構成されているので他の器官が悪さを起こし慢性腰痛を引き起こす事もあります。
その器官は・・・
筋肉です。
関節を動かす時は必ず筋肉の活動が必要です。
ですが、その活動する筋肉の硬さや動きの悪さがあると関節の動きも悪くなり、筋肉事態も痛みが出てしまいます。
今回は慢性腰痛に関連する上半身の筋肉を三部作にして投稿させて頂きます。
慢性腰痛 〜関係する上半身の筋肉⓵〜
まず、そもそも上半身の筋肉の硬さ、動きの悪さが慢性腰痛に関係するの?と思うかもしれませんが、
関係していることが多いです。
複数関係している筋肉があるのですが、この⓵の記事ではこの筋肉をご紹介させて頂きたいと思います。
その筋肉とは・・・
広背筋です。
どこ?と多くの方が思っていると思いますので、画像がこちらです。↓↓↓
広背筋は主に物を引く動作に使われる筋肉で、肩に近い腕の骨から腰の方まである大きい筋肉です。
私は、学生の頃、柔道をしていて柔道着を掴み相手を引き寄せるためによくこの広背筋のトレーニング(懸垂、ロープ登り)をしていました。
この広背筋、見てわかるように上半身の筋肉ではあるのですが、腰についています。
なので、この筋肉が硬くなると腰に痛みが出たり、さらに他の部分に負担が起きたりと慢性腰痛にかなり関連している筋肉なのです。
では、どのようにしてしまうと硬くなってしまうのかと言いますと、
猫背の姿勢で長時間いることです。
猫背の姿勢になると、肩が内巻きになり内巻きになると広背筋の付着部である腕の骨も内巻き方向に移動してしまうため広背筋が引き伸ばされてしまいます。
さらに猫背になると腰も丸くなってしまうので、より広背筋が伸ばされてしまい広背筋に負荷がかかってしまいます。
この状態が長時間続くと気付いたら腰に痛みが出ていてこの筋肉が原因とは気付かずに慢性腰痛になるケースが多いです。
そうならないためにここで広背筋のストレッチを解説していきたいと思います。
⓵まず、壁を目の前にして立ちます。
⓶手の小指側を目線より上の壁につけます。
⓷手の小指側をつけた状態からお尻を後ろに突き出して行きます。
※お尻を後ろに突き出す時に、目線はやや上を向き、胸はしっかり張りましょう。
広背筋の部分(脇の下)に筋肉が伸ばされるようなストレッチ感があればOKです。
最初は慣れないと思いますし、人によって多少伸びる感覚や伸びる体勢が違うのでストレッチ感が一番わかる体勢を見つけて是非やってみてください。
いかがでしょうか?
慢性腰痛になると腰が痛いので、つい腰の筋肉を緩めたり、マッサージしたりと考えがちになってしまいますよね。
上半身の筋肉が慢性腰痛に関連していることが少しでも皆様に理解して頂ければ幸いです。
次回は、慢性腰痛〜関係する上半身の筋肉⓶〜について投稿させて頂きたいと思います。
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