こんにちは。
整体院ペインクリニカルラボ綱島駅前院の嶋田です。
今回は頑固な肩こりを改善させる目のセルフケアをご紹介したいと思います。
肩こりなのに目のセルフケア?
と思う方もいると思いますので、まずメカニズムからご説明させて頂きたいと思います。
皆さん普段、何げなく近くの物を見たり遠くの物を見たり当たり前のように目を使って生活していると思われます。
目は人間の五感(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚)のうち”視覚”と言われる感覚を司っているのですが、
この視覚は人間の五感の中で外部環境の影響を最も大きく受ける感覚になるのです。(五感の中で約8割外部の影響を受けています。)
なので、外部の影響や情報が目に集中するので目が疲れやすくなったり、人によっては目の奥が痛くなったり、また目の疲れは自律神経にも大きく影響してきますので不眠症や体調を崩しやすくなったりします。
そして、少しずつ目に負担が蓄積してくると脳が疲れる事を嫌がり目から入ってくる情報を遮断させようとして両目で見ようとしなくなるのです。
目標物を集中して見ている時は両目で見れているのですが、
片方の目を遮断させると目標物よりも外側に偏位したり内側に偏位した状態になってしまいます。
これを斜位(しゃい)と言います。
斜位になっている方の目の楽な位置(目を集中して使っていない時)は外側に偏位している時なのですが、
遮断物を外し両目で目標物を見ると、外側偏位から頑張って真っ直ぐ見ようとするので斜位の方の目は余計に疲れてしまうのです。
そして人間の特徴として使いづらい方は日常の生活で使わなくなってきてしまうので斜位じゃない方の目を使って物を見ようとします。
そうすると、目標物を見るときに斜位じゃない方の目を中心にしたくなるので顔を無意識に横に向けて見ようとするので首や肩の左右の筋緊張のバランスが悪くなり肩こりを起こしてしまうのです。
ここまで来てしまうと目を休めさせたり目のトレーニングが必要になります。
では実際どのようなセルフケアがあるのかご自宅でできる簡単なセルフケアをお伝えさせて頂きたいと思います。
・目のセルフケア(休ませる)
①蒸したタオルを目を瞑った目の上に置き10〜15分温めてあげます。
・目のセルフケア(トレーニング)
①自分の目に近い物と遠い物(自分の指でも良いです)を2つ用意して、まず近い物を見てピントを合わせます。
②近い物を見てピントがあったら素早く遠い物を見てピントを合わせます。
③この動作を素早く20往復やりましょう。
・目のセルフケア(トレーニング2)
①座った状態で両手の人差し指を上に向けたまま目で追える範囲まで両手を離していき、片方の指を見てピントを合わせます。
②片方の指にピントが合ったら素早く反対の指を見てピントを合わせます。
③この動作を素早く20往復していきましょう。
このような感じでセルフケアをしてみてください。
基本的に斜位は眼科医の診断を受け、検眼士さんの目のビジョントレーニングや機能訓練を受けると回復する症状ですので、
上記のセルフケアで改善しない場合は受診をお勧めいたします。
目と肩こりの関係を少しはご理解して頂けたでしょうか?
また様々な部分から体に影響する症状とセルフケアをお伝えさせて頂きたいと思います。
次回もお楽しみに。
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