前回、慢性腰痛〜悪い姿勢とは?〜について投稿させて頂きました。
皆さんの中でまた新たな発見があったのではないかと思います。
さて、今回投稿させて頂く内容は体の連動性についてです。
日々無意識に物を取ったり、歩いたり、階段を上ったりしていると思います。
これら一つ一つの動作には様々な筋肉や関節が働き動いていて、どこか一つでも関節の動き悪くなったり筋肉がうまく働かなくなったりすると、体のどこかに負担がかかります。
その負担が募り積もると痛みとして出てきてしまい慢性腰痛になるのです。
では、どこを意識してどのように動けば負担が少なくなり慢性腰痛になりにくい体になる事ができるのかをご説明させて頂きたいと思います。
慢性腰痛 〜体の連動性〜
今回、ご説明させて頂く体の連動性は以前、ギックリ腰の予防法⓷でご紹介させて頂きました、
前に屈む時に股関節を使えているか使えていないかで大きな変化が出る動きととても似ています。
体を前に屈ませる時に多くの方々は腰を支点として前に屈むので腰に多大なストレス、負担が蓄積してしまいまが、
意識を股関節に持っていくとお尻を突き出しながら体を前に屈ませることができるので結果的に腰に負担が少なくなり慢性腰痛になりにくくなる、というのを投稿させて頂きました。
このように腰を動かす時には腰だけが動いている訳ではなく腰と隣接する関節(股関節、胸椎、肩甲骨)も同時に動くため、
腰に慢性的な痛みがあり腰の治療をたくさんしても良くならない方とかは隣接する関節の動きが悪くなり腰の動きが多くなってきてしまった結果、
腰に負担が大きくなり慢性腰痛になるというケースがとても多いです。
⓵例えば腰を反る時に痛みがある方は、腰を反る動作にプラスして胸椎の伸展(背中を反る動き)、股関節の伸展(股関節を前に突き出す動き)が加わります。
そして腰の治療をしても良くならない方は、上の二つの関節の動きが悪くなり、より腰に負担がかかりやすくなり痛みが出てしまうのです。
なので、腰を反ろうと思う時はまず背中を反り、股関節を前に突き出しながら腰を反るのではなく体全体を反るイメージを持てば慢性腰痛の痛みが軽減しやすくなります。
⓶次は腰を捻る時に痛みがある方は、そもそも腰を捻るという言葉になってはいますが実は腰の骨(腰椎)は構造上捻る事が出来ない関節なのです。
ではどこの関節を使い体を捻っているのかと言いますと、胸椎と股関節で主に胸椎がすごく関わりがあります。
猫背のままで体を捻ろうとすると、慢性腰痛の方はおそらく腰に痛みが出ると思われます。
それはなぜかというと猫背の姿勢の方が胸椎の動きが制限され、構造的に捻ることができない腰椎が無理やり動かなきゃいけなくなるからです。
なので、腰を捻る時はなるべく背中を反り胸椎をまっすぐにした状態で捻ると慢性腰痛の痛みが軽減しやすくなります。
⓷次は体を横に倒す時に腰に痛みが出る方は、上半身のみで体を横に倒している方が圧倒的に多いです。
体を横に倒す時も胸椎の可動性があった方が良いのですが、根っこの部分である腰椎に限界がきてしまいます。
なので、体を横に倒す時に重要なのは股関節可動性です。
なぜかと言いますと、体を横に倒す時の腰椎の負担を股関節が受け流してくれるからです。
体を横に倒す時は上半身を横に倒すというよりかはお尻を横に突き出すというイメージを持つと慢性腰痛の痛みが軽減しやすくなります。
まとめますと、
上記の⓵、⓶、⓷の慢性腰痛に対する共通の部分があります。
それは、胸椎と股関節です。
胸椎と股関節は慢性腰椎にはすごく関連性があることはもちろん、現代の人々の中で一番固くなって動きが出にくくなっている関節なので、是非とも可動性をあげて皆様の慢性腰痛が少しでも良い方向に向かっていく事を願っています。
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嶋田大地
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