こんにちは。
整体院ペインクリニカルラボ綱島駅前院の嶋田です。
今回は体を前に倒した時の腰の痛みについてご説明させて頂きたいと思います。
体を前に倒した時はどういった場面なのかというと、
例えば、
・洗面所で顔を洗おうと前に屈んだ時
・落し物を拾おうと前に屈んだ時
・カゴの中にある洗濯物を干そうと前に屈んだ時
様々な場面で体を前に倒す動作があります。
日々の生活の中でも一番多いと言われているこの動作に比例して痛みも伴っている方は多いと思われます。
ですが、痛みを伴っている方もいれば伴っていない方もいると思いますので両者ではどこが違うのかをご説明させて頂きたいと思います。
体を前に倒すと腰が痛い
体を前に倒す時、人はどの関節を使って体を前に倒していくのかと言いますと、
大きく2つの関節を使います。
どの関節かと言いますと腰椎の椎間関節と股関節です。
この2つが主に機能して体を前に倒すことができます。
ですが、体を前に倒す時に腰に痛みがある方は上の2つの関節のどちらかが機能的に動いていないことが多いです。
そしてほとんどの確率で機能的に動いていないのが股関節なのです。
イメージ的に階段を昇る時の膝の痛み⓶と同じなのですが、
体を前に倒す時に多くの方は股関節を使わず腰椎の椎間関節を100%使って動いているので腰にとても負担がかかりやすくなります。
股関節を機能的に動かしてあげる事で腰に100%かかる負担が股関節に50%腰に50%というような感じで腰にかかる負担を股関節に分散することができるのです。
では実際の動きでどのようにしたら腰にかかる負担を股関節に分散できるのか、
良い例と悪い例で比較してみましょう。
まずは悪い例からです。
上の図のような前屈ですと、股関節を機能的に動かさないで体を前に倒しているので床と指の間隔が空いてしまい体が硬そうに見えてしまいますし、
腰に100%の負荷がかかってしまいます。
この動作を繰り返し続けてしまうと腰に痛みが出てきやすく出てしまうのです。
次に良い例です。
同じ前屈の動きですが先程の前屈と違い床と指の間隔が狭まり体が柔らかいように見えますし、
1番良い事は腰に100%の負荷がかかっていない事なのです。
この前屈なら繰り返し続けても腰は痛くなりにくくいです。
では1枚目と2枚目でどこが違うのかと言いますと、
お尻を後ろに引いてるか引いていないかの違いなのです。
お尻を後ろに引く=股関節を機能的に使っているという事になります。
なので、
1枚目はお尻を後ろに引いていない=股関節を使っていない=腰の負担100%
2枚目はお尻を後ろに引いている=股関節を使っている=腰の負担50%
といった結果になります。
もしお尻を後ろに引く感覚がわからない方がいればこのようなやり方もあります。
四角いボード(階段の段差や玄関の段差でも良いです)につま先を出したまま乗り体を前に倒すと勝手にお尻が後ろに引けて股関節が動きますので感覚がわからない方は上の図のやり方で練習してみてください。
いかがでしょうか?
お尻を後ろに引く引かないだけで腰にかかる負担が大幅に変わってきます。
腰に痛み、違和感がある方は是非試して頂きたいです。
次回もお楽しみにしてください。
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